葬式というとお通夜をして告別式をしてから火葬するのが一般的で、時間も精神的疲労もコストも負担となっていました。時代とともに最期のお別れのしかたも多種多様になってきて、最近では形式にこだわるのではなく、見送る心が大切と考える方が多くなっており、それを反映する内容の式を行ってくれるところが増えています。例えば形式だけの参列者ではなく、本当に親しい人だけでゆっくりお別れをしたいとか、近親者だけでしめやかに行いたい、負担をかけないように故人が事前に式の内容を指定していることなどがあります。町田も例外ではなく、心を大切にしたコンパクトな葬式を希望をする方が増えていて、今後も増えていくと考えられます。家族葬や一日葬は耳にしたことがあるかもしれませんが、静かに送ることができて満足度も高いのが特徴です。
家族葬なら身内だけでじっくり見送りに集中できる
葬式を出す側になると、本当は故人との別れをじっくり思い残すことなく過ごしたいのに、式の準備や参列者への気配りなどで慌ただしくなり、一番大切なお別れの気持ちの切り替えができないままということが多いです。そこで家族や本当に近しい人だけを招いて行う家族葬を利用する方が町田でも増えています。これなら周りに気を遣うことも、準備に手間と取られることもなく、昔の思い出話を家族と語りながら、ゆったりと穏やかに最期を見送ることができます。さらに、式自体もコンパクトなので費用の面でも負担が少なく、残される方に迷惑をかけたくないという点からも支持されています。親しい人から手厚く見送られるので、温かい空間となり故人にとってもうれしい葬式となるかもしれません。
形式にこだわらず大切な1日にする葬儀
仏式の葬儀だとお通夜をして、別日に告別式を行います。ですから2日間のセレモニーを行うので、遺族は心が休まりませんし、準備にずっと忙しく精神的にも体力的にも負担が多く、静かに最期を見送る余裕がありません。また、参列する側も長く拘束されてしまうデメリットがあります。そこで最近利用する方が多くなっているのが一日葬です。従来の形式にとらわれず、お通夜はなくして告別式で全参列者を招き、1日で終わらせるものです。そのため、親しい人だけに参列をお願いすることもできたり、規模を無意味に大きくすることもないので、ゆとりある式のスケジュールにすることができます。お通夜がないといっても供養の質は変わりませんし、ゆったりと向き合えるので落ち着いた雰囲気になります。